なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう<6>①

いよいよ最終的なStepに入っていきます。

アスペクトを読み最終的な結論へ

Step6 アクションを読む

これまでのStepが天体同士の関係性などの物語を読み解く方向性だったのに対し、ここでは天体同士が作るアスペクトにより、実際にどんなアクションを起こすかをシンプルに読み解いていく。

忘れてならないのは、「月の動きが示した心情の推移や、関係者同士の力関係や伝手と、このStepが示す「行動」が一致しているとは限らないこと。心情との矛盾が生じる可能性を忘れてはならんということですよ。

なので、心情などはどうでもいい、質問に対しての答えだけ知りたいという発想も考慮して、ここまで見てきた複雑なStepをかっ飛ばして、最終的なアスペクトを読み解いても問題はないらしい。ただ、それでも的中率を考えるとチャートに描かれた細かな事象を捨て置く結果、50%を超えるかどうか疑わしいともいけだ先生はここで述べている。つまるところ、やっぱり途中のステップもきちんと読んだ方がいいんだろうな。ディティールを読み解いた結果、満足いく答えを得られるような具合ですわ。そのディティールを読み解く力が占星術師の力量にもなるわけだけど。そこが難しいんだけどね……。

アスペクトを読むことで実際の行動を読み解いていくわけだけど、そのアスペクト一つとってみても、いろいろと覚えないといけない観点があるみたい。一つ一つ追っていこう。

1・アスペクトの「接近と分離」

アスペクトを「接近」と「分離」で区別する。時間の経過を意識するホラリーならではだね。

  • 「接近」→これから完成されるアスペクト(逆行運動によるアスペクトの再完成も含む)。アプローチ。
  • 「分離」→すでにアスペクトを完成し、離れつつあるアスペクト。セパレート。

2・オーブの考え方

ホラリー占星術では、オーブに関しても特有の考え方が必要となる。

もともとオーブには、天体の光が及ぶ範囲に付随する考え方と、サインに付随する考え方がある。そしてそのいずれにおいても、アスペクトには付随せず、アスペクトの左右均等にオーブをとるという考え方には不都合が生じる。

ホラリー占星術においては、サインをまたいだアスペクトは考慮しない。逆に同じサイン内で完成するアスペクトであれば、最大30度までオーブをとってもよい。ただし、「分離」に転じた場合は1度でも離れてしまうとダメ。時間の経過とともに接近してアスペクトを作る場合にだけオーブは適用されるってことだね。

そのオーブだけど、ネイタルを見るときは天体の左右○度までなら許容するみたいな形で見るというけれど、ホラリーはそうじゃないんだね。月の動きを追った際、物事の切り替わりをサインの切り替わりとして見立てたけど、アスペクトも同じなんだ。サインが切り替わったら、アスペクトを作らないとみなすわけだ。

ちなみに、この天体の光が届く範囲のことを「モエティー」といい、天体によって異なるらしい。ウィリアム・リリーのまとめた表が下記。球体を意味するオーブはモエティーの2倍の数値になる。分離などで1度以上離れてしまった天体同士であっても、光の届く範囲にいれば影響力はゼロとはいえない。

3・デクスターとシニスター

天体同士を相談者や第三者に見立て、その力関係を読む場合などに参考になるのが、「デクスター」「シニスター」。同じ角度のアスペクトであっても、星から見て前方向で形成されるか後方向で形成されるかで影響力の差があるという考え方のことなんだけども、より影響力が多いと考えられるのが「デクスター」。主体となる天体から見て右側、つまり前方向で形成される角度となり、天体自身が角度を作る相手の天体を追いかけているので、相手を意識している状態。逆に自分よりも後ろ側で角度を形成する天体とのアスペクトについては自分は追いかけられる側なので、存在は意識しつつも、そこまで強くとらえていない感じになるんだってさ。

なんか、ホラリーの概念を学んでいくと、天体が生き生きとして見えてくるな~。

デクスターとシニスターの概念を考える場合
  1. 主軸になる天体はどれ?
  2. 左右の捉え方の定義は?(鏡構造による客観視によるのか、それとも天体自身になっての左右なのか)
  3. 前後の捉え方の定義は?(自転による時計回りにするのか、黄道12宮を反時計回りに進めていく方なのか)

この定義を自分の中でしっかり決めておかないと左右前後の意味付けに齟齬が生まれてあべこべになっちゃう可能性があるからご注意。

残りはまた明日!

Author

ミノル
★西洋占星術:ネイタル太陽♊、月♐、ASC♏
★四柱推命:日干「壬」・月柱主星「偏財」
★算命学:中心「禄存星」
★クリフトンストレングス:慎重さ・内省・共感性・分析思考・運命思考

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