なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう<5>①

質問の関係者を探し出し、その探し出した関係者同士の関係性を見ていくよ。
だんだんと難しくなってきたような感じがしているけど、急がずゆっくり進めていきたい。

大まかなまとめを最初にしておくと、このStepでは、天体がどんな性質を帯びているかをまず押さえること。そのために重要となる区分方法をおさらいし、天体の品格や天体同士のつながりを見るための方法を知るのが目的だよ。

Step5 関係者同士の関係

Step5のポイントは次の3つ。

  • エッセンシャルディグニティー:天体の品格
  • アクシデンタルディグニティー:天体の稼働力
  • レセプション:天体同士のつながり

品格とかよく聞くけどよくわかっていないので、ぜひどういうことなのか押さえておきたい。たぶんここ押さえたらかなり強くなりそうな印象。強くなるというのは知識的に、理解度的にね。

ポイントで挙げられた技法を使って、関係者たちの状態を肉付けし、次のStep6で読み取る最終的なアクションにつなげていく。で、関係性を理解するためには、天体やサインの性質を分ける区分方法をしっかりと知ることが大切だと説かれているよ。そしてその区分の根拠には「相互間に何らかの共通した性質がある(本文より)」んだね。

まずは前提となる知識として、四大元素およびセクトという区分方法を覚えよう。

1・四大元素

いわゆる四元素。火・土・風・水だね。これらは温度(熱・冷)と湿度(乾・湿)で区分されている。
火のサインは熱と乾。土のサインは冷と乾。風のサインは熱と湿。水のサインは冷と湿。

「熱」のサインは外側や時間軸で言えば未来へのエネルギー。「冷」は内側や時間で言うと過去へのエネルギー。
「乾」のサインは周りとはくっ付かず、「湿」のサインはつながりたい欲求を持つ。


天体とサインの温度と湿度表(本文p112より)※()内はミノル追記

熱(未来思考)冷(前例重視)

(独立)
太陽・火星
牡羊座、獅子座、射手座
土星・水星
牡牛座、乙女座、山羊座
湿
(連携)
木星
双子座、天秤座、水瓶座
月・金星
蟹座、蠍座、魚座

天体についても、この温度と湿度が当てはめられる(トラサタは含まれない)んだね。この区分を理解していると、その天体がどういうものなのかがより立体的に見えてきそうだなぁ。

例えば、人生の目的などを表す太陽は、熱と乾。未来思考と独立というところからするに、人生の目的に向かって未来を見据えて自分の成すがままに進む感じがイメージできる。感情や慣れ親しんだ本能を表す月は、この表で見ると前例重視の連携で、まさに慣れ親しんだ環境に対しての反応なんだなと理解できるし、自分の感情や本能は自分とは切り離せないから、そういうところが湿っているに当てはまる。

この4元素、やはり基本なんだなーと改めて思う。天体にもそれがあるとわかるとより一層理解につながるね。

2・セクト

セクトとは、太陽的で昼の性質を帯びるものと、月的で夜の性質をおびたるものとを分ける概念で、性別や吉凶とは別の区分方法のことです。

いけだ笑み『ホラリー占星術』説話社 p113

さあ、知らない言葉が出てきました。「セクト」とは、二つの性質に分ける区分方法そのものを指す言葉だそうで、男性星座や女性星座などの二区分とはまた異なるのがここでいう「セクト」になるとのこと。

天体(①)と、サイン・チャート・場所(②)を昼夜の区分に分けたのち、天体と②が全部昼なら昼、夜なら夜と同じセクトになったときにその天体は「ヘイズ」という使い勝手の良いコンディションとみなされる。逆にすべての要素が相容れない状態だと「エクストラコンディションにある」とされ、天体が力を発揮することが困難な状態だとみなされるということ。このコンディションを見極めるのが目的だよ。

まず、天体の昼夜の区分は、下記図を見てほしい。水星を真ん中にして、右に行くほど昼の性質をもつ天体、左に行くほど夜の性質をもつ天体。当たり前だけど、太陽は昼の最たるものであり、月は夜の最たるもの。真ん中の水星の扱いについては、チャートで太陽の右側にあれば昼となり、太陽の左側にあれば夜となる。

  • チャートの昼夜の区分は、チャートを立てた時間で決まる。太陽が1~6ハウスにある場合は「夜のチャート」となり、太陽が7~12にある場合は「昼のチャート」となる。
  • 場所の区分に関しては太陽のある半球を「昼の場所」といい、太陽のない半球を「夜の場所」とみなす。
  • サインの昼夜の区分は、火と風のサインは「昼」のサイン、土と水は「夜」のサインとなる。

以上の点をチェックしたのち、天体がヘイズなのかエクストラコンディションなのかを判断するんだね。

ちなみに火星については特別な配慮が必要との注意書きがある。「火星がヘイズになるためには、夜のチャートにおける夜の場所で昼のサインにあらねばならない」とのこと。熱い天体だから昼なのかなと思いきや、凶星ゆえに夜に分類されてその凶意を薄めたんじゃないかという考察でした。

ヘイズ状態の天体は、Step5のポイント「アクシデンタルディグニティー」という品位に分類されるんだって。

ちなみに……自分のネイタル(レギオモンタナス法)でセクトを見てみたらこんな感じだった。

天体チャート場所サインコンディション
月(夜)
水星(太陽の左:夜)エクストラコンディション
金星(夜)
太陽(昼)ヘイズ
火星(夜)
木星(昼)
土星(昼)

品位ってなんだ?ってことで、次の項目に進みます。ひとまず今日はここまで。

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