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なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう<7>

アスペクトを読むことにより実際の物事の「動き」を見てきたわけだけど、次はより具体的なリーディングのための細かな見方などを使って、条件を絞り込んでいくよ。絞り込むことによって、チャートが示してくれる具体性を探るんだって。

Step7 絞り込む

1・12サイン

主体となる天体がどのような状況でその場所にあるかを知るためにはサインへの深い理解が必要だよ。その理解から詳細な絞り込みができるという。

本書では、各サインの性別、クオリティ、エレメント、支配星をはじめ、そのサインが示す身体部位、色、様子などがまとめられているよ。さらに、サインその他の区分による性質の違いの一覧表もあり、各サインの共通点や相違点なども勉強になる内容に。

2・時期

ホラリー占星術における時期の予言はかなり具体的にできるということで、例えば天体同士のアスペクトが完成するまでに必要となる度数をそのまま時間に置き換える概念が存在するらしい。いけだ先生曰く、具体的に○日後とかではなく、その度数の数だけは変えずに、「○時間、○日、○週間、○月、○年後かもしれないですね」と単位にはこだわらない伝え方をするらしい。そうすることにより、質問者は心構えができるからとのこと。

そして、惑星同士の距離感を考慮する際、度数上での単位と、天文歴上で実際にアスペクトが完成するまでに必要となる度数両面からアプローチすることになるそうだ。

3・ハウスが示す場所

ハウスが示す場所の具体例がまとめられている。例えば1ハウスなら「本人がいる場所、身につけている、自室」など。かなり具体的な場所を示しているので、無くしたものが出てきそうな予感すら覚える。

4・元素と高さ

エレメントにはそれぞれ場所を特定するキーワードがあるそう。

  • 風の元素:頭上、高所、屋外、風通しの良い場所 など
  • 火の元素:目線程度、火器周辺、日光が照り付ける場所 など
  • 土の元素:地面の高さ、足元、ほこりっぽい など
  • 水の元素:地面より低い高さ、水場周辺、湿った場所 など

参考にウィリアム・リリーによる失せものを示す場所リスト。一番多いものが示す場所が有力な場所とのこと。

検証箇所元素
ASC
ASCルーラー
4ハウスカスプ
4ハウスルーラー
2ハウスカスプ
2ハウスルーラー
POF(パートオブフォーチュン)

5・方位

ハウスとサインにはそれぞれ方位があてはめられているとのこと。アングル(1ハウス東、7ハウス西、4ハウス北、10ハウス南)。1-10ハウスの間は東南東と南南東という具合に分ける。

サインの方位はちょっと不明。東西南北のラインに活動宮を置いていて、なおかつエレメントもふりわけているんだけど、北を表す活動宮が山羊座になっているのにエレメントは水、逆に南を表す活動宮は蟹座になっているのにエレメントは土。そういうものなのか、山羊と蟹が逆になればいいのか。何が正解なのかわからない。つまり保留。

6・色

ハウス、サイン、そしてオーラソーマボトルを参考にした配色の3重円の紹介が掲載されている。自分のイメージしているサインの色とちょっと違っていたりして面白い。

7・アラビックパート

ホラリーでは宝のありかを示す「パートオブフォーチュン」を参照したりすることも。算出の仕方および、他のパートの紹介もある。

コラムも

そして最後に「失せもの探し」についての詳細がコラムとしてまとめられている。このコラム読みながら探し物をしてもいいかもしれない。かなり具体的な見る場所を示してくれている。

ただ、それ読んでも、なかなか初心者には難しかったりするのが現実なんだよねぇ……(;^_^A

『ホラリー占星術』解説編まとめ

一通り解説編を読みながら進んできた。おわかりいただけただろうか?

え、私? あんまりわかっていなようなわかったような、そういう感じですよ。そりゃ一度読んだくらいじゃわからんとです。こういうのは実践を通して身についていくとです。しかも本書をちゃんと読めばまだわかる可能性もあるにせよ、この駄文ブログだけじゃ理解に及ばないであろう……。

ということで、ひとまず解説編の終わりまでたどり着いたので、もし今後ホラリーチャートをたてて何かやってみたいことができたら、そのときは私にとっての「実践編」としてまた書いてみたいと思う。

なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう<6>②

実際のアクションを見るために、アスペクトを読んでいくわけで、前回はその決まり事についてをみたね。

今回は、アスペクトの種類と意味、アスペクトの完成を助ける動きなどを見ていくよ。

アスペクトの種類と意味

ホラリー占星術におけるアスペクトでは、関係者同士の間に成立していれば何かが起こることを示す。そして接近のアスペクトが何もなければ、すなわち何も起こらない。し、シンプル……。っていうか、今までさんざん関係性や天体の品位と稼働力などを見てきたのに?!と驚きを隠せない私。アスペクトの種類を本文(p166‐169)から抜粋します。

1・ノーアスペクト

接点を持たないことを意味し、たとえレセプションがあって互いを意識していたとしても「動き」はない。

2・コンジャンクション(0度)

同意、一致、加勢など関係者同士が一緒になること全般を示す。その状態に良し悪しはなく、望まない相手と一緒になる場合も。

3・セミセクスタイル(30度)

気持ちの上での深い接点はないままに、建設的な関係になる。結びつきは弱く、自然消滅しやすい関係。

4・セクスタイル(60度)

協力、建設的、加速を暗示し、相互間に充実感と肯定的な心理状態が生まれる場合が多い。いったん加速度がつくと調子にのりすぎて止まることができなくなる可能性を秘めている。

5・スクエア(90度)

対立、否定、相殺を暗示し、最も苦しい自覚を伴う関係だが、そこから抜けたいという心理になりにくく引っ張り合った状態に安定する傾向がある。品位が高い方が品位を弱めている側を支配しやすいのですが、支配する側にも同等の苦痛が伴う。

6・トライン(120度)

調和、同種、楽しい関係を示す。互いに安心感を覚えるが相手を軽く見たり甘えが発生しやすい関係でもある。同族意識から抜け出ることが困難になり、自分たち以外の周囲に対する配慮を欠いた関係になりやすい傾向も否めず。

7・クインカンクス(150度)

まったく相容れない要素を持った者同士が手をとるため、相互理解のないままに役割分担が固定される関係。いったん分担がきまれば連絡を取り合わなくても機能する不思議な関係だが、結びつきは希薄で、放っておいたら消えていく関係性でもある。

8・オポジション(180度)

対向、敵、パートナー、鏡など強烈に意識する関係。互いを無視することができない。相対して物別れになる可能性と、婚姻関係や強い取引が成立する可能性の両方を秘めているが、心情的には苦痛を伴う場合が多い。

アスペクトの完成を助ける動きと、妨げる動き

これも、時間の経過を追うホラリーならではだなぁと思う。例えばAとBという天体同士がアスペクトを成立できない場合でも、間に立つ天体Cが順番にAとBに対してアスペクトを形成できるとAとBにつながりができたとみなされる。早い天体による橋渡し(Translation of Light)と遅い天体による仲介(Collection of Light)がある。

反対に、アスペクトを完成させようとしている天体の間に何らかの邪魔をする形で違う天体が入ることで、そのアスペクトが妨げられることもある。これには第3の天体からの干渉(プロフィビシヨン)、心変わり(リフラネーション)、未完(フラストレーション)がある。

立体的に発生するアスペクト

一見アスペクトがなさそうに見えて、実は立体的なアスペクトが発生していることがあるそうで、それをパラレルとコントラパラレル、アンティションとコントラアンティションなどの種類があるらしい。

ウィリアム・リリーをはじめ多くのホラリー占星術師が重視した潜在的なアスペクトはパラレルよりもアンティションだそうだよ。ただ、ごめん、この手の話、苦手すぎてダメなのよね……。


と、ここまでアスペクトについて見たわけだけど、いかがでしたかな? 立体的に発生するアスペクトについてはちょっと自分には理解ができなかったということだけが分かったわ。とりあえずチャートに書き出された平面の静止画のアスペクトだけではなく、時間の経過を意識してアスペクトを捉えることがホラリーでは必要になるのは理解したかな。出生図を読むのとはまた違う「筋肉」を使うのがホラリーなんだね。

その分、天体をより生き生きとした動きある存在としてとらえることにもつながるんじゃないかなぁと思った次第。

いよいよ次のStep7で解説編はラスト。それが終わったら、実践編なので、私も実際にやってみようと思うよ。

なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう<6>①

いよいよ最終的なStepに入っていきます。

アスペクトを読み最終的な結論へ

Step6 アクションを読む

これまでのStepが天体同士の関係性などの物語を読み解く方向性だったのに対し、ここでは天体同士が作るアスペクトにより、実際にどんなアクションを起こすかをシンプルに読み解いていく。

忘れてならないのは、「月の動きが示した心情の推移や、関係者同士の力関係や伝手と、このStepが示す「行動」が一致しているとは限らないこと。心情との矛盾が生じる可能性を忘れてはならんということですよ。

なので、心情などはどうでもいい、質問に対しての答えだけ知りたいという発想も考慮して、ここまで見てきた複雑なStepをかっ飛ばして、最終的なアスペクトを読み解いても問題はないらしい。ただ、それでも的中率を考えるとチャートに描かれた細かな事象を捨て置く結果、50%を超えるかどうか疑わしいともいけだ先生はここで述べている。つまるところ、やっぱり途中のステップもきちんと読んだ方がいいんだろうな。ディティールを読み解いた結果、満足いく答えを得られるような具合ですわ。そのディティールを読み解く力が占星術師の力量にもなるわけだけど。そこが難しいんだけどね……。

アスペクトを読むことで実際の行動を読み解いていくわけだけど、そのアスペクト一つとってみても、いろいろと覚えないといけない観点があるみたい。一つ一つ追っていこう。

1・アスペクトの「接近と分離」

アスペクトを「接近」と「分離」で区別する。時間の経過を意識するホラリーならではだね。

  • 「接近」→これから完成されるアスペクト(逆行運動によるアスペクトの再完成も含む)。アプローチ。
  • 「分離」→すでにアスペクトを完成し、離れつつあるアスペクト。セパレート。

2・オーブの考え方

ホラリー占星術では、オーブに関しても特有の考え方が必要となる。

もともとオーブには、天体の光が及ぶ範囲に付随する考え方と、サインに付随する考え方がある。そしてそのいずれにおいても、アスペクトには付随せず、アスペクトの左右均等にオーブをとるという考え方には不都合が生じる。

ホラリー占星術においては、サインをまたいだアスペクトは考慮しない。逆に同じサイン内で完成するアスペクトであれば、最大30度までオーブをとってもよい。ただし、「分離」に転じた場合は1度でも離れてしまうとダメ。時間の経過とともに接近してアスペクトを作る場合にだけオーブは適用されるってことだね。

そのオーブだけど、ネイタルを見るときは天体の左右○度までなら許容するみたいな形で見るというけれど、ホラリーはそうじゃないんだね。月の動きを追った際、物事の切り替わりをサインの切り替わりとして見立てたけど、アスペクトも同じなんだ。サインが切り替わったら、アスペクトを作らないとみなすわけだ。

ちなみに、この天体の光が届く範囲のことを「モエティー」といい、天体によって異なるらしい。ウィリアム・リリーのまとめた表が下記。球体を意味するオーブはモエティーの2倍の数値になる。分離などで1度以上離れてしまった天体同士であっても、光の届く範囲にいれば影響力はゼロとはいえない。

3・デクスターとシニスター

天体同士を相談者や第三者に見立て、その力関係を読む場合などに参考になるのが、「デクスター」「シニスター」。同じ角度のアスペクトであっても、星から見て前方向で形成されるか後方向で形成されるかで影響力の差があるという考え方のことなんだけども、より影響力が多いと考えられるのが「デクスター」。主体となる天体から見て右側、つまり前方向で形成される角度となり、天体自身が角度を作る相手の天体を追いかけているので、相手を意識している状態。逆に自分よりも後ろ側で角度を形成する天体とのアスペクトについては自分は追いかけられる側なので、存在は意識しつつも、そこまで強くとらえていない感じになるんだってさ。

なんか、ホラリーの概念を学んでいくと、天体が生き生きとして見えてくるな~。

デクスターとシニスターの概念を考える場合
  1. 主軸になる天体はどれ?
  2. 左右の捉え方の定義は?(鏡構造による客観視によるのか、それとも天体自身になっての左右なのか)
  3. 前後の捉え方の定義は?(自転による時計回りにするのか、黄道12宮を反時計回りに進めていく方なのか)

この定義を自分の中でしっかり決めておかないと左右前後の意味付けに齟齬が生まれてあべこべになっちゃう可能性があるからご注意。

残りはまた明日!

なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう<5>②

3・天体の品位

天体の品位とは、あるコンディションに置かれたときに、天体がのびのびとその潜在能力を発揮できるか、逆に委縮したりそれらしさを発揮できないかを見る尺度のこと

いけだ笑み著『ホラリー占星術』p118より

品位を見ることで、関係者としてみなした天体がどんな状態にあるかを判断するわけだね。品位がよければ、天体の状態がよいとみなし、品位が低ければ状態がよろしくないとみなす。

測る方法は大きく分けて二つある。まず一つの目の「エッセンシャルディグニティー」を見ていく。

「エッセンシャルディグニティー」

天体とサインの関係を考える方法で、天体の入っているサインの場所により、加点や減点をしていく。その合計点により品位の高低を測る。加点部分の点数は高い点から順に、

  • ドミサイル(ルーラーのこと) +5点
  • エグザルテーション +4点
  • トリプリシティー +3点
  • ターム +2点
  • フェイス +1点

この部分をチェックして点数を出す。もし上記の加点部分のどこの品位も得られていなければ「ペリグリン(放浪者の意)」扱いとなり、流派によってはマイナス点を追加する。それから次の2点の減点部分をチェックして、最終的な天体の点数を割り出す。

  • デトリメント -5点
  • フォール -4点

このほかに天体相互に「レセプション」が発生しているものを「ミューチャルレセプション」というらしいのだが、これに該当した場合も加点されるとのこと(レセプションについては後程)。

そして以上の加点減点をチェックしていくにあたり、該当する天体の一覧表が本書にはあるんだ。これそのまま掲載したい欲求はあれど、それはやりすぎな感じがするので、ぜひみなさん本を読んでくださいね!!! 

ちなみに……また私のネイタル(レギオモンタナス)でこのエッセンシャルディグニティー見てみました。ペリグリンは-5点してみた。

  • 月はペリグリン -5点
  • 水星はドミサイル +5点
  • 金星はフェイス +1点
  • 太陽はペリグリン -5点
  • 火星はペリグリン -5点
  • 木星はデトリメント -5点
  • 土星はターム +2点

これ見ると、エッセンシャルディグニティーでは一番品位が高いのが水星で、次に土星が高く、金星が続く。それ以外はみんな品位が低かったり放浪して何をしでかすかが分からない具合。品位の高い水星ちゃんだけど、セクトを見たときはエクストラコンディションだったので働きはいまいちなのかも? 品位は放浪者で高くないけれど、セクト的には太陽がよく働くみたいだったもんね。


忘れてならない点として、エッセンシャルディグニティーで分かるのは天体の品位だけであり、その天体が実際に良い働きをするかについてはわからないということ。天体の稼働力を判断するには、アクシデンタルディグニティーを見る必要があるらしい。

「アクシデンタルディグニティー」

アクシデンタルディグニティーとは、その天体の実力を測るために、天体とハウス、天体と太陽の関係、天体の速度、天体の運行、天体とほかの天体との関係、天体と恒星、などの二次的な要因に注目した計算方法だそうです。まぁ、これだけ読んでもさまざまな観点を見ていく必要がありそう。けど、何やらがむしゃらに点数を計算せずとも、占星術師自身の注目する「目」の方が大事なんじゃないかといけだ先生は言ってます。本書ではウィリアム・リリーの加点方式を紹介しているけれど、これが絶対ではないとも言っている。

確かに出生図を読むときに着目するようなアングル近くの天体は力を持つ、だったり、順行逆行などの運行を見たり、聞いたことある項目もあるね。

ただそれ以上にほかにも見ていく項目が多い。多い~~~。列挙してみる。

  • ハウス…アングルなら加点
  • 太陽との位置関係…東西どちらにあるか、月相、コンバストやアンダーサザンビームの中にいるのか、カジミか
  • 天体の運行状況…移動が速いほど天体の力が増す、順行逆行
  • 他の天体とのアスペクト…オーブなしの角度ピッタリなアスペクトのみ考慮する(パーチルという)

逆行天体については、天体を「象徴」ではなく「役割」としてみたとき、下記のような意味がある。
逆行の捉え方の参考になるんではないかな?


水星誤報、誤解や思い違い。コミュニケーションの錯誤。交通機関の混乱や渋滞。物事を変わった視点からとらえたり熟考する傾向。過去を検証したり歴史をさかのぼってひも解く調べ物にも有効。
金星退廃的な快楽主義、デカダンス。浪費。未練、復活愛。甘えや共依存傾向。
火星復讐心。情熱やトラブルの再燃。判断ミスによるけがや事故。過剰な欲望
木星自堕落、甘やかし、無頓着、ダイエットのリバウンド。多忙。
土星見直し、再検討、再構築。見過ごされたと思ったミスや手抜きにツッコミが入る。問題の再浮上。落胆。失望。
本文 p143より

「レセプション」

天体と天体の相互の関係あるいは、一方的な伝手のことを指し、相互に関係がある場合「ミューチャルレセプション」というそうで、その場合はM/Rと表記する。本来レセプションはアスペクトが発生して起こるけれど、そうじゃなくても発生しているとこの本では書いてある。天体から天体への意識が向いているのは確かにそうかもしれない。けれど、関係性が成り立つのならば、やはりアスペクトが必要なんじゃないかなぁって思った。このレセプションはエッセンシャルディグニティーの表を見るとわかりやすい。ルーラー以外のエグザルテーションやトリプリシティでもレセプションは発生するみたいだし、やっぱり表を作らないとダメかねこれは。

なお、自分のネイタルでレセプションを探してみたら、ドミサイル(ルーラーのこと)だと水星を気にする天体が多く、そのうちアスペクトを形成しているのは水星と土星のスクエアだった。この二つのスクエアはよくメランコリックだとか悲観的な知性だとか言われるけど、天体同士の性質も冷たくて乾いている同士だし、私のチャートではレセプションを形成していることがわかったので、そこまで悪い意味合いにならないんじゃないかなぁって気がする。他には月(冷・湿)が木星(熱・湿)に対して好意を持っていて、木星もそれについては認識しているみたいだった。ここもかなりタイトなスクエアなんだけど、そのスクエアに対して月はそこまでしんどく思ってなさそう?

エグザルテーションやトリプリシティを含めると、金星(冷・湿)と木星(熱・湿)はお互いに対して好意を持ち(60度なのでもともといい関係)、月(冷・湿)は太陽(熱・乾)に対してプラスの印象を持っている模様で太陽もそれを認識している。

天体の関係性を見ると、面白いね。

以上の天体の品位、天体の稼働力、天体同士の関係を把握したら、アスペクトで実際の動きを読むStepにうつります。今日はここまで!

なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう<5>①

質問の関係者を探し出し、その探し出した関係者同士の関係性を見ていくよ。
だんだんと難しくなってきたような感じがしているけど、急がずゆっくり進めていきたい。

大まかなまとめを最初にしておくと、このStepでは、天体がどんな性質を帯びているかをまず押さえること。そのために重要となる区分方法をおさらいし、天体の品格や天体同士のつながりを見るための方法を知るのが目的だよ。

Step5 関係者同士の関係

Step5のポイントは次の3つ。

  • エッセンシャルディグニティー:天体の品格
  • アクシデンタルディグニティー:天体の稼働力
  • レセプション:天体同士のつながり

品格とかよく聞くけどよくわかっていないので、ぜひどういうことなのか押さえておきたい。たぶんここ押さえたらかなり強くなりそうな印象。強くなるというのは知識的に、理解度的にね。

ポイントで挙げられた技法を使って、関係者たちの状態を肉付けし、次のStep6で読み取る最終的なアクションにつなげていく。で、関係性を理解するためには、天体やサインの性質を分ける区分方法をしっかりと知ることが大切だと説かれているよ。そしてその区分の根拠には「相互間に何らかの共通した性質がある(本文より)」んだね。

まずは前提となる知識として、四大元素およびセクトという区分方法を覚えよう。

1・四大元素

いわゆる四元素。火・土・風・水だね。これらは温度(熱・冷)と湿度(乾・湿)で区分されている。
火のサインは熱と乾。土のサインは冷と乾。風のサインは熱と湿。水のサインは冷と湿。

「熱」のサインは外側や時間軸で言えば未来へのエネルギー。「冷」は内側や時間で言うと過去へのエネルギー。
「乾」のサインは周りとはくっ付かず、「湿」のサインはつながりたい欲求を持つ。


天体とサインの温度と湿度表(本文p112より)※()内はミノル追記

熱(未来思考)冷(前例重視)

(独立)
太陽・火星
牡羊座、獅子座、射手座
土星・水星
牡牛座、乙女座、山羊座
湿
(連携)
木星
双子座、天秤座、水瓶座
月・金星
蟹座、蠍座、魚座

天体についても、この温度と湿度が当てはめられる(トラサタは含まれない)んだね。この区分を理解していると、その天体がどういうものなのかがより立体的に見えてきそうだなぁ。

例えば、人生の目的などを表す太陽は、熱と乾。未来思考と独立というところからするに、人生の目的に向かって未来を見据えて自分の成すがままに進む感じがイメージできる。感情や慣れ親しんだ本能を表す月は、この表で見ると前例重視の連携で、まさに慣れ親しんだ環境に対しての反応なんだなと理解できるし、自分の感情や本能は自分とは切り離せないから、そういうところが湿っているに当てはまる。

この4元素、やはり基本なんだなーと改めて思う。天体にもそれがあるとわかるとより一層理解につながるね。

2・セクト

セクトとは、太陽的で昼の性質を帯びるものと、月的で夜の性質をおびたるものとを分ける概念で、性別や吉凶とは別の区分方法のことです。

いけだ笑み『ホラリー占星術』説話社 p113

さあ、知らない言葉が出てきました。「セクト」とは、二つの性質に分ける区分方法そのものを指す言葉だそうで、男性星座や女性星座などの二区分とはまた異なるのがここでいう「セクト」になるとのこと。

天体(①)と、サイン・チャート・場所(②)を昼夜の区分に分けたのち、天体と②が全部昼なら昼、夜なら夜と同じセクトになったときにその天体は「ヘイズ」という使い勝手の良いコンディションとみなされる。逆にすべての要素が相容れない状態だと「エクストラコンディションにある」とされ、天体が力を発揮することが困難な状態だとみなされるということ。このコンディションを見極めるのが目的だよ。

まず、天体の昼夜の区分は、下記図を見てほしい。水星を真ん中にして、右に行くほど昼の性質をもつ天体、左に行くほど夜の性質をもつ天体。当たり前だけど、太陽は昼の最たるものであり、月は夜の最たるもの。真ん中の水星の扱いについては、チャートで太陽の右側にあれば昼となり、太陽の左側にあれば夜となる。

  • チャートの昼夜の区分は、チャートを立てた時間で決まる。太陽が1~6ハウスにある場合は「夜のチャート」となり、太陽が7~12にある場合は「昼のチャート」となる。
  • 場所の区分に関しては太陽のある半球を「昼の場所」といい、太陽のない半球を「夜の場所」とみなす。
  • サインの昼夜の区分は、火と風のサインは「昼」のサイン、土と水は「夜」のサインとなる。

以上の点をチェックしたのち、天体がヘイズなのかエクストラコンディションなのかを判断するんだね。

ちなみに火星については特別な配慮が必要との注意書きがある。「火星がヘイズになるためには、夜のチャートにおける夜の場所で昼のサインにあらねばならない」とのこと。熱い天体だから昼なのかなと思いきや、凶星ゆえに夜に分類されてその凶意を薄めたんじゃないかという考察でした。

ヘイズ状態の天体は、Step5のポイント「アクシデンタルディグニティー」という品位に分類されるんだって。

ちなみに……自分のネイタル(レギオモンタナス法)でセクトを見てみたらこんな感じだった。

天体チャート場所サインコンディション
月(夜)
水星(太陽の左:夜)エクストラコンディション
金星(夜)
太陽(昼)ヘイズ
火星(夜)
木星(昼)
土星(昼)

品位ってなんだ?ってことで、次の項目に進みます。ひとまず今日はここまで。