なくしものを探すだけにあらず?「ホラリー占星術」をお勉強しよう

ホラリー占星術
始める前のイメージ

なんとなくなくしたものを見つけるための占星術なのかなと思っていた。
Twitterなどで猫が家から脱走してしまったなどを見かけるたびに「早くおうちに戻れたらいいな」と思うと同時に、自分もアクシデントで一度脱走させてしまった経験があるだけに(そのときはすぐに見つかりましたが)、飼い主さんの心中を推し量るとしんどいだろうなと容易に想像がつく。
ならば探し物ができる占星術を知ったら何かの時役に立つのでは?!と。

あとは、惑星の品位などで伝統占星術の知識があるといいのかなと思って辿っていくとどうもホラリー占星術に行き着くというか、この知識が今必要なんだろうなと感じたのですよ。

ミカミ・ポーラ先生も言及していたし、Twitterなどでもよくお見掛けしていたいけだ笑み先生の著書が手元にきたので、取り組んでみよう。

いけだ笑み著『ホラリー占星術』説話社
こちらを読みながらホラリー占星術に取り組んでみよう。

まずはどんな人が書いた本なのか。

著者のいけだ笑み先生プロフィール

”1968年7月11日大阪生まれ。宇宙のからくりと人間存在の謎について、物心ついた頃から考え続け、古代占星術と錬金術思想にたどりつく。1998年松村潔氏に師事。1999年頃から占星術のプロとしての活動を開始”

いけだ笑み著『ホラリー占星術』説話社 著者プロフィールより

松村先生のお弟子さんなんだね。1999年からプロ活動始めているということは、2021年現在でキャリア22年。しゅごいね。そして古代占星術がベースにあるということだね。
Twitter:@emi0711

発行年2009年。では本を読み進めてみよう。

本の構成

本の構成は、解説編と実践編という2つに大きく分けられている
解説編では、ホラリー占星術とはどのような占術なのか、どのようにして読んでいくのかのルールが解説されている。
続く実践編は、解説編を参考にいけだ先生主催の講座や研究会で実際に出てきた質問などを読んでいく。リーディングしたあとの「現実にどうなったか」の答え合わせもあり、現実がどのようにチャートに出ていたのか知ることができて面白い。

解説編はStep1~7に分けられる。

このStep1~7の大まかな流れの説明のあと、具体的な内容の説明が続く。

冒頭にある「ホラリー占星術とは何か」を共有しておこう。

「ホラリー占星術」とは、質問ごとに立てられたチャートを解読する占星術です。質問が成立した瞬間の日時と場所でチャートを作成し、その質問に関する答えを求めます。単純に「イエス/ノー」を導き出すこともできますし、細やかなディテールや質問にまつわる周辺事情なども一つのチャートから読み解くことができます。

いけだ笑み著『ホラリー占星術』説話社 p10 ホラリー占星術とは より

つまり、探し物だけではないということなんだね。

じゃぁ、どんな質問ならいいのかってところなんだけど、Step1にチャートを立てる際の注意などが明記されていて、ホラリーに適する質問を見る限りでは、「どれ・どんな・どのように・なぜ」や相性などの項目で立てる質問には適していなくて、イエス/ノークエスチョンが基本なのかなと理解したんだけどどうなんだろうか。相性や転職、最適な日取りなどはほかのチャートを立てる方が向いているらしい。チャートの種類などのコラムがあるのでそちらがとても参考になる。というかこの本の醍醐味はもしかしたら「コラム」にある可能性もあるぞ。コラム面白いしめっちゃタメになるので必読。

さて。

次はStep1をまとめてよう。今日はここまで。

いろいろあるぞ!○○リターン(○○回帰)

西洋占星術を勉強していると、この「◯◯リターン」って言葉がよく出てくるので覚えておこう!

月に一度のルナリターン、年に一度のソーラーリターン、2年に一度のマーズリターン、12年に一度のジュピターリターンなどなど。回帰図といって、自分のネイタルと同じ場所にトランジットの天体が戻ってきたときのチャートを見ることによって、次の回帰までの流れを読んだりするよ。

ちなみに、土星は29.5年をかけてホロスコープを一周し、ネイタルと同じ場所に帰ってくる。帰ってくるタイミングと同時期の29~30歳頃には、人生において大きな環境の変化や心境の変化を伴うイベントが発生しやすいと言われているので、サターンリターンはなかなかハードなイメージがついているのかもしれない。変化には痛みが付き物だったりするしね。

私のサターンリターン(土星回帰)を振り返る

私の場合、29歳~30歳の時に何があったか振り返ってみると、まず「結婚」だろうなぁ。まさに人生の転機。28歳で転職もしていたし、この頃はいろいろと変化が伴っていたのは事実。

っていっても、婚姻届出したのはまだ29歳にはなってなくて実年齢的には28歳だったな。つまり私にとっては28歳がサターンリターンの影響受けていたということかも? トランジット見てみよう。

トランジットを見てみたら……

はい~、数え年29歳、婚姻届け提出日ががっつりN土星とT土星が合でした。ドンピシャで笑ったわ。
提出日の前月あたりからT土星がN土星の周りをうろちょろし始め(逆行していた)、提出日はオーブ1度以内の合。挙式は翌年30歳の時してました。

まぁ、転機といえるでしょう。

私の場合、T天王星もN土星にオポジションだったので、余計に社会における自分のルールが変わらざるを得ない状態になったのかもしれないなと読めましたわ。このころはトランジットとかそれこそ西洋占星術なんて詳しく知らないし興味もなかったけど、今振り返ってみるとあながち間違ってもいない理論なのかなぁと思った。びっくり。

だけどさ、そもそも28歳〜30歳くらいって、いろいろと変化するよね。日本のスタンダードなルートをたどれば、働き始めてしばらく経っているし、そうなると親元離れたり、自分の家庭持つことだったり、仕事も変えたりのタイミングでしょう。不要に恐れる必要もない。試練だなんだというから怖くなるんだよね。

でも、確かに試練の始まりと言ったら差し支えないかもしれないとも思っていて(どっちだよ)、結婚に関して言えば、単に幸せハッピー楽しい楽しいだけじゃないよね。だってそれまで違う環境で過ごした他人と一緒に暮らすわけだから。お金・家族・子供はどうするか・それぞれの実家との関係・仕事などなど挙げたらお互いの価値観がぶち壊されることがたくさんあるわけだよ。だから土星回帰ってルール変更の痛みという意味では確かに試練でもある。

学生時代と異なることばかり対応していかないといけないから、そういう点でも土星回帰の時期はより人生についての悩みが深かったりする分、恐ろしさを言うんでないかねぇ。

ちなみに7の倍数でいうと

東洋医学的には、女性は7歳ずつ変化していくともいわれていて、7の倍数でいうと28歳がちょうど土星回帰あたりじゃないですか。きっと体調的にも、そういう心理的にも社会的な身の置き方に関しても、変わることが多い時期なんだろうね。先人の知恵ってやつですね。

次なる土星回帰は58~60歳頃なわけだけど、いったいどんな試練が待ち受けているのやら。おそらく精神的というよりは肉体的な試練のような気がする。女性は更年期だし、ちょうど年齢期的には土星期だもんね。より土星を意識した生き方にシフトするための試練なのかもしれない。

不動宮を感じる瞬間、私はただ落ち着いて座っていた

髪切りたいなぁと思い始めてからだいぶ経って、ようやく重い腰をあげてホットペッパービューティのアプリを立ち上げる。この時点で自分の中の不動宮発揮なんだけどね。

引っ越し後ってなかなか固定のお店が決まらず、いまだにどのお店に行くかから考えないといけなくて、ひとまず予算内におさまるお店があったので当日予約。この時点で、行きたいと思い始めてから実際の行動に移すまでののんびりさ、よなぁと思いつつ、「いざ行く!」と決めたら行かないと気持ち悪いこの感じね。で、美容院行ってきたんだけど。

新規客なもんで、椅子に案内されたあとでカルテ用の個人情報を記載し、本日の希望を伝える流れに。

その後、私は黙ったまま(何か言われたら答えるけど)タオルを巻かれシャカシャカしたケープをつけられ、カラー剤を髪にペタペタ塗られながら、ぼーっと鏡の中の自分を見ていた。

カラー剤塗っているアシスタントさんは何座なのかなぁと、やはりぼーっと考えたりしてた。

そのぼーっとした感覚から魂が体を抜け出し、ってのは比喩だけども、ある瞬間、ふと、俯瞰の目が発動し、この状況って、もしかして私めちゃくちゃ不動宮アセンダント発揮してるんじゃないのか?と思いついた。なんだろう、客観的に自分を見ていたという感じ。

美容室の椅子に座って、カラー剤を塗られている私。

微動だにせず、自分のことは話さず(最近美容院での会話が疲れちゃうんで静かに過ごすの希望してるんです。以前はむしろ気を使いすぎてこちらからもかなり会話つなげてたよ)、メガネ外して目も見えてないから雑誌も読めずに、ただひたすら大人しく時間が経つのを待つ。

そういや、以前知り合いに「ミノルさんってすごく落ち着いて見えますよね」なんてことあるごとに言われていたのも思い出して、その時はそんなことなくない?と、よく分かってなかったけど、ああ、私の落ち着きってこういうことなんだ、つまり動かないから落ち着いて見えるんだ、と腑に落ちた。

私の中の不動宮のイメージはどしんとしていて、動き出すまではじーっと周囲をうかがっている感じなんだよね。中でも蠍座はそのイメージが強い。水の星座だけに、周りの状況や感情をいったん認識して初めて動き出す。そんな「不動宮」を自分自身で感じたんだよね。

自己開示しなきゃ、どんな人がわからない。何考えているかもわからない。そのあたりが蠍座の秘めたる印象なんだろうなぁ。なんて自分のことなのに人のことを見ているような感覚で考えていた。

んで、美容院で無駄な個人情報について話さなくなってから、ほんと疲れなくなったんだよね。なんとなく、相手を不快にさせたら悪いよなぁって思って、がんばって会話つないでいたけれど、今まで無理してたんやな。

初めての場所で過ごすとき、自分のアセンダントを意識するといいかもしれないなー。慣れたら違う天体使えばいいわけですわね。アセンダントはほかの人から分かりやすい自分のイメージだって、きっと本当なんだろうなぁと感じた時間だった。

ホールサインハウスシステム?(ハウスシステムは奥が深い)

昨日ポーラ先生のインスタライブ動画見返してた時に出てきたクニカワチ先生のお名前。おそらく河内邦利先生のことなんだろうなぁと以前ブログ検索してたときに見た名前のことを思い出す。

ホラリーはやったことないし、古典占星術もよくわかっていないのだけど、ポーラ先生がエッセンシャルディグニティーの表は絶対見た方がいいなんて言うもんだからめっちゃ気になってな。

河内先生のブログも気になって読み始めたはいいんだけど、専門的なので、私のような初学者にはまだちょっとハードルが高いなといったん寝かせておくことにした。

ホラリー占星術を学べば、ブログの記事の言葉も理解できるようになるんだろうかな。

で、その河内先生のブログの自己紹介のページにこう書いてあったの。

欧米では、ネイタルをホール・サイン・ハウス・システムで見始めています。過去に戻っているのです。トラディショナル(古典的)な占星術に、帰ろうとしています。

Kuni. Kawachi(河内 邦利)プロフィールページより

ハウスシステムがたくさんあることは知っていた。けど、チャートを出すとしたらプラシーダスしか使ったことなかった。

ふむ、ホールサインハウスシステムかぁ。気になるなぁ~。

で検索してみたら、高橋桐矢先生のブログ記事「【9】西洋占星術でホールサイン法が一番と思う理由」にたどり着いた。読んでみるとなるほどなぁと。
(余談だけど、字面から高橋先生って男性だと思い込んでいたよ、私。すみません)

高橋先生曰く、

ホールサインが実用的な一番の理由は、そもそもくっきりと分かれている星座の境目がハウスの境目になっているからです。さらにアスペクトを考えるときに、そもそもアスペクトが「星座」と「星座」の関係性からできたという意味で、整合性があります。

KIRIYA REPORT【9】西洋占星術でホールサイン法が一番と思う理由 より

アスペクトに関しても、サインの熱冷乾湿が異なる点を考慮する必要を思い出せば、たしかに固定されているサインの境目と、ハウスの境目が同じ方がわかりやすいよね。

どのくらい2つのハウスシステムが異なるかを私のネイタルで検証。
左がプラシーダス、右がホールサインハウスで出したネイタルチャートだけど、一部入るハウスが異なっているのが分かるね。

  • 1ハウスの月→2ハウス
  • 8ハウスの金星→9ハウス
  • 10ハウスの木星と火星→11ハウス

こちらのbobioさんのブログ「ハウス ベンジャミン・ダイクスによる古典的ホールサインハウスとの折衷案が素晴らしい」を読むと、プラシーダスなどの四分円システムで惑星の持つ活力を見て、実際のハウス自体はホールサインハウスを参考にするらしい。

あと、ぐら astrogrammarさんのnote「ホール・サイン・ハウスシステムについて」を読んで、一度メインストリームから消えた後で復活したシステムだということも知る。

一度消えた古典的手法が見直されてきたエピソードは、日本における漢方にも通じるところがあるなと思い出した。

もともと中医学だった漢方は日本独自のシステムをたどり、江戸時代まではメジャーな医療だった。それが明治時代、西洋医学が中心になるにつれて、端っこに追いやられ、一時はぜんぜん使われなくなってしまった。それが戦後復帰を果たし、今じゃ婦人科なんかじゃ当たり前に使われている(もともと女性のための処方が多かったりするもんね)。

もし西洋医学だけだったら解決できないような不調も、東洋医学によって改善する場合もある。だから知識が復帰したのはいいことじゃないかなと思うんだよね。

西洋占星術の世界でも、かつての知識の研究が進み、漢方のように普段使いできるようになっているということなのかな。どっちかだけが正しくてどっちかだけが間違っているわけでもない(マイカレの鏡リュウジ先生の連載「世界★占星術事情」第5回「本当に“正しい”占星術は存在するのか否か?」にも書かれていてそうだよねぇとうなずく私)。

まぁ、占星術に関してはオカルト世界でもあるので、絶対的な正しさを測ることは難しいだろうなーというところが本音だったりするわけで。

鑑定を受ける先生とのアスペクトは活用できるんだろうか?

たとえば鑑定を受ける際にも占星術の考え方を取り入れてみるとかありなんじゃないかなぁと思っていて、自分が鑑定を受けるときの占星術師と、お互いの太陽星座のアスペクトで自分の求めるアドバイスの傾向が変わったりするのではないかな、なんて。

あくまでも個人的な想像というか、実体験からそういう傾向があるんじゃないかって話なんだけどね。ちょうど最新号のマイカレンダーにも人間関係特集で人間関係を見る際にアスペクト使ってたし。

まず、自分と占星術師の太陽星座がハードアスペクトの場合、辛口傾向に感じるアドバイスになりそうだよね。

  • 180度の場合は「ハッとする視点」「自分と真逆の視点を与えてくれる」
  • 90度の場合は「耳が痛いアドバイス」「痛いところを突いてくるので、あとから思い出すとちょっとイラっとしたりする(でも間違っていない)」

ソフトアスペクトの場合、穏やかだったり優しく感じるアドバイスになるんじゃないかなと予想。

  • 120度の場合は「おだやかに、応援してくれそう」
  • 60度の場合は「考え方はちょっと違うけど、背中を押してくれるかも」

じゃあ、コンジャンクションの場合はどうだろう。この場合同じ太陽星座ってことね。

0度の場合は「もう一人の自分がアドバイスしてくれる」感じなのかなー。

だから、例えば自分が何かに悩んでいて、行き詰っているからそれを打破したい場合、真逆の視点を与えてくれる180度のアスペクトを作る占星術師さんを選ぶとか、あえて厳しいアドバイスでもほしいときはハードアスペクトを選ぶ

逆に耳に痛いこととか聞きたくない、優しい鑑定結果だけで満足という場合はソフトアスペクトの占星術師さんを選ぶとか。

まぁ、その占星術師さんとの相性は太陽星座だけではわからないとも思うんだけど、参考にしてもいいんじゃないかなぁって思う。

占星術師さんのうち、みんながみんなご自身の太陽星座や月星座をオープンにしているわけでもないから、ほんとあくまでも参考程度なんだけどさ。

ちなみに、私が実際鑑定を受けたときはたまたまハードアスペクトの先生に話を聞いていたんだけど、上記の傾向があるのでは?!と思ったのでこうやって書いているのであった。

ソフトアスペクトの先生とか、コンジャンクションの先生とかだとまた違う感じなんだろうなぁと思いつつ、鑑定ジプシーにはなりたくないので、ぜひ鑑定をうけたみなさんの実感が知りたいところ。